医療保険は必要か?
厚生労働省の発表によりますと、
平成28年度の国民医療費(病気がケガの治療で全国の医療機関に支払われた
医療費の総額)は、41.3兆円です。
平成27年度より、0.2兆円少なくなっています。
これは、平成 28 年度は診療報酬改定のほか、抗ウイルス剤
の薬剤料の大幅な減少等により一時的にマイナスとなったと言われています。
団塊世代が全員75歳以上になる平成37年には
国民医療費の総額は、61.8兆円になる見込みです。
人口一人当りの国民医療費は約32.5万円となっており、
前年度の32.7万円に比べ2.000円の減少となっていますが、ほぼ変わりません。
つまり、一生涯にかかる一人当たりの医療費が約2600万円だとすると、
一生涯にかかる医療費2600万円のうち、その半分は70歳以降にかかるというわけです。
厚生労働省によりますと、国民医療費は2025年には61兆円を超えると発表されています。
61兆円と聞いてもピンときませんが、平成30年度国家予算が97兆7,128億円ですから、
この事態がいかに深刻か、おわかりいただけると思います。
一方、公的医療保険制度による自己負担を見てみると、
小学校入学前までの自己負担は2割。
小学校入学後~69歳の自己負担は3割。
70歳~74歳の自己負担は、一般で2割、
現役並み所得で3割です。
75歳以上の自己負担は、1割または
現役並み所得で3割です。
増え続ける高齢者世代の負担を、減少している若年世代が背負っています。
これからもこの構図は変わらないでしょう。
医療費の問題は、他人事では済まされない現況なのです。
日本の社会制度もこのままでいくと・・・・・
健康保険、高齢者医療、高額療養費など、今後どうなるのでしょうか。
入ってくるお金よりも、出て行くお金が多いのです。
小学生でもわかりますよね。
病気やケガによる入院。
それが、現実に身に降りかかってくれば、あなたのご家族の結束と安定を
揺るがす経済問題へと発展することは、間違いないでしょう。
ですが、私は『民間の医療保険は必要ない!』と思っています。
25年間、ファイナンシャルプランナーとして生計を立ててきましたが、
60歳になった今、民間の生命保険は必要ないとすべて解約しました。
確かに私は金持ちでもないし、もし入院することがあれば入院費の自負負担分は
支払わないといけません。
だからといって、そのために、毎月何万円もの保険料を払う必要があるのでしょうか。
万一にための、病気やケガの入院のために保険料を払うことは無駄だと思っています。
ただ、誰もが避けることが出来ない死は、訪れます。
だから、死亡保険だけは必要だと思っています。
これは、葬式代とかではなく、残された人に対する礼儀のためです。
迷惑料として100万あれば十分なのではないでしょうか。
『保険に加入するお金があったら、貯蓄にまわせばいいですよ』
たまに、こんなアドバイスをされるファイナンシァルプランナーもいます。
それも一理あります。
私はもう一歩進んで、病気やケガを予防するために
お金を使ったほうが、有益だと考えています。
例えば、有機野菜に変えてみるとか、良質の水に変えてみるとか、
シャワーヘッドを浄水タイプに変えてみるとかです。
健康で生き続けるための生活習慣の見直しをしてほしいのです。
それは、病気の原因は、生活習慣にあるからです。
守ってくれるものは保険ではなく、自分自身でしかありません。
国民医療費を削減するために私たちができること
もし、あなたが病気治療のために通院しているなら、この記事を読むことで、
人間に元々そなわっている 自然治癒力に気づき、健康になれる方法を知ることができます。
そして、アクションを今すぐ起こせば、医療費削減にも大いに貢献できるでしょう。
国民医療費が国家予算の43%にも!
2015年度の国民医療費がついに42兆を超えた!と厚生労働省が発表されました。
2018年度国家予算が97兆7128億円ですので、その額の占有度は高いです。
国民医療費の財源は、私たちが支払っている健康保険料、税金、窓口で自己負担金
などによって支えられています。
そして、国民医療費は、医療に従事する人たちの 給与や製薬会社などの利益となっています。
国民医療費のうち16兆円は税金でまか なわれているので、支出としてはさほど
大きな額ではないということです。
それよりも、注目していただきたいのは、高齢になるにつれ医療費が増えているのです。
高齢者の医療費は、現役世代の4倍もの医療費がかかっているといいます。
その理由は、高齢になるにつれ、薬の種類がどんどん増えていくからです。
その証拠に86歳の母は、糖尿病でインシュリンの注射を日に4回、飲んでいる薬は 8種類にもなっています。
自己負担割合は1割なので、年間に支払う自己負担額は 約10万円~11万円ほどになりますが、
実質は100万円以上になります。
医療費がお医者さんや製薬会社の報酬になっている
薬漬けの日々を送っている86歳の母を見て、改めて健康について考える機会を得ました。
糖尿病になったのは77歳のときです。以来たくさんの薬を飲み、注射をしてをしていますが、
悪くなることはあっても良くなることは全くありません。
これも、医者と製薬会社の暗黙の了解のような空気があります。
なぜ、薬をいくら飲んでも病気は治らないのでしょうか?
それは、今の医療が対処療法しか行っていないからです。お医者さんは、
目の前の患者の痛みを抑えたり、熱を下げたり、炎症を止めたりする局所的な
対処療法しか行っていないのが現実です。
アフリカとかにいる自然界の動物は、病気になったらどうしているのでしょうか。
動物はみんな体の具合が悪くなったら、じっとして何も食べなくなります。
そうして自分で治すのです。自然治癒力があることを本能が知っているからです。
人は、いつからでしょうか、自分で治す力を放棄してしまったのは?
人間の体には叡智があって、何が今必要なのかを知っています。
それが体の声を聞くだけで教えてくれるのです。
だから、人間の五感を使っていろんなことを感じとってみてほしいのです。
偉そうに言っている私もつい最近まで、こんなシンプルなことに気づかなかったのです。
私たちは健康になる方法を自らの体の叡智が知っている
ポイントは3つあります。
私たちは自分で生きていると思っているかもしれませんが、実際はそうではなく、自然に生かされている存在なのです。
いい加減、医者に自分の体を預けるのはやめませんか?
なぜ、あなたは昨日今日知り合った他人である先生に体を預けるのですかのか?
大金だったら預けますか?預けないですよね。ドクターというライセンスを信じていいのですか?
私は、 自分の体のことは自分で100%責任を追うべきだと思っています。
自分の体のことなんだから、病気を治すのも自分自身なのです。
治してくれるのは医者や病院ではなく、最終的に治すのは自分しかいないのです。
医者の本来の姿は、病気にならないように予防するのが仕事だと思いませんか?
薬を飲んでよくなりましたか?
飲まないとどうなるのですか?
本当に病気をよくしたいと思ったら、真摯に自分の体と向き合うことが大切だと思っています。
なぜなら、原因を作ったのは他誰でもない自分自身であるのだから。
もし、医者や製薬会社が報酬を稼ぐために、薬を飲むことをあなたに習慣化させているとしたら・・・
怖くないですか?
薬は体の声にフタをするだけです。
体の声を聞くためには、薬を減らすかなくすように努力することが大切になってきます。
それから、年1回健康診断を受けましょう。とお役所から案内が来ます。
この健康診断結果も怪しいものです。
なぜなら、数値はあくまで平均値を基準に、高いとか低いとか言っているに過ぎないからです。
そもそも平均値って意味があるのでしょうか?
人間の体は、皆同じではありません。人それぞれ個体差があって当然なのです。
だから平均値には何の意味もないのです。
今日から平均値にこだわるのは止めにしませんか。
健康診断を受けるくらいなら、ご自身の栄養素検査をして足りない栄養素を分析
してもらうほうがましです。
病気は治してもらうものではなく、自分で治すものだと言えます。
「生まれながらにして自らのうちに100人の名医を持つ」とヒポクラテスの名言があります。
一番の名医は自分の中にいるということですよね。
薬に頼らずに健康で長生きするには?
患者さん自身が気を強持ち、「治る」「治す」という意識をもって生活改善に取り組めば、必ず、身体は応えてくれます。病院で「末期がん」と診断されても、実際、末期がんから回復した人はたくさんいます。どんな症状であっても「自分の身体は自分で守る」「自分で治す」という意識を持ちましょう。宇多川久美子.薬が病気をつくる~薬に頼らずに健康で長生きする方法(Kindle の位置No.1387-1390). あさ出版. Kindle版.より(出典)
命に感謝しながら、しっかり味わって、楽しく食べる。私はこれを「感食」(感謝して、感動して、五感で食べること)と呼んでいます。これこそ、本当に人間らしい、楽しい食のあり方ではないでしょうか。バランスのよい食事を、食材の命に感謝しながら、楽しむ。人間ならではの食の基本を大切にする意識から、健康的な食生活は始まるのです。宇多川久美子.薬が病気をつくる~薬に頼らずに健康で長生きする方法(Kindle の位置No.1475-1479). あさ出版.Kindle版.(出典)
まとめ
今からすぐにできること。
毎日、きれいな水を1リットル飲む。
日本の伝統食といわれているものを食べる。
発酵食品を食べる。
有機野菜を食べる。
腹7分目にする。
自然の中を散歩する
意識して呼吸する
音楽を聞く。
日記を書く。
没頭できることをする。
まずは、食べるものに気をつけて、ストレスをためないで、足るを知ることだと思います。
できることからでいいので体の声を聞くために少しずつでもはじめてみませんか。
あなたの健康を取り戻すことができるかもしれません。
薬を減らせる可能性もあります。
その結果、医療費差削減に貢献できるようになるでしょう。