FPにより提案する内容が違ってあたり前
FPは保険のプロです。
だからといってどのFPも同じような提案をするかというと、違います。
もちろん、見直しのサイクルのタイミングや保険証券診断などはそんなに
大差はありませんが、提案に関しては、
FPの考え方が反映されるからです。
例えば、医療保険ですが、私は生涯を通して年齢に関係なく必要なものだと思っています。
ですが、医療保険は必要ない、必要なのは死亡保障だけである。と考えているFPもいるからです。
よくテレビなどで家計の見直しをしているFPさんは、保険は入らなくてもいいですよ。
それよりも貯蓄をしましょう。
と言っている場面に遭遇することがあります。
確かに日本は、国民皆保険制度があるため、入院しても費用は公的医療保険制度では3割負担ですみますし、高額療養費支給制度があるので、
払い過ぎた自己負担分が後で戻ってきます。
だからといって、医療保険が不要かというと、それは違うと思うのです。
医療技術の進歩はめざましく、健康保険適用にならない治療法も多く存在します。
例えば、胃がんの手術ですが、がん細胞を全部取り除く外科手術で高濃度の、抗がん剤を生理食塩水で薄めたものを43℃に温めて、飛び散ったがん細胞を腹お腹の中で約30分じゃぶじゃぶ洗うという「腹腔内温熱化学療法」があります。
これをすることで胃がんの5年後生存率がほぼ100%になりますが、
現在保険適用外のため実費がかります。
現在滋賀医科大学などで治療が受けらます。
また、腎臓がんの場合に適用される「凍結治療」 (マイナス185℃液体窒素を針の先端から出してがん細胞を凍らせて死滅させる方法)は、小さなん針を入れるだけなので患者のリスクが少なく、死滅したがん細胞は、脂肪に変わるため体内に残しておいても大丈夫だそうだ。腎臓がん以外にも肝臓がん、肺がん、乳がん、骨肉腫も可能とのこと。腎臓がんのみ保険適用される(4センチ以下)全国10ヶ所の病院で治療が受けられる。
実費負担額約16万円+入院費
それに先進医療というのがありますが、この中でもっとも費用が高いのが、
がん治療の「重粒子線治療」です。約300万円位かかります。
これは保険適用にはなりませんので、全額自己負担です。
切らないで治すがん治療の最先端です。
もし、自分の入っている保険に先進医療の保障があったら、
自己負担分を全額医療保険で給付してもらえるのです。
これでも医療保険は、不要でしょうか。
私はこれまで20年余り保険の仕事に携わってきましたが、
医療保険こそどなたでもいくつになっても最も必要な保障だと思っています。
これは私自身2度も入院し、保険の恩恵に預かったというだけでなく、
たくさんのお客様の給付金や保険金の手続きをしてきたからこそ
自信を持ってお伝えできるとことだ思います。
だから、FPの体験や保険の取扱件数によっても提案する内容が
違って当たり前だと思います。
ですから、あなたに合ったFPを見つけるためには、何名かのFPに
話を聞いてみつことも大切なのではないでしょうか。